バランスサポート クッション“ピント”快適な座姿勢に自然に導く
【座姿勢を改善し、着座時の動作が快適に】人の身体の中で重い部分は骨盤と肋骨と頭。
【使い勝手の良い仕様】簡単に持ち運びができるので、オフィス、ダイニング、ソファー、学習椅子、座椅子、新幹線、飛行機など、さまざまなシーンで活躍。本品に座っている間は、安定して良い姿勢を保つことができるので、姿勢の不安定さから起こる身体の緊張や固定が減り、リラックスした作業を持続することが可能。この採型の情報をもとに、姿勢保持機能を備えた座位保持装置（オーダーメイドクッション）の製作をしてきましたが、本品はそれを応用し、一般向けとして開発・製作したものです。肋骨が安定することによって肩が下がり、重い頭を負担なく背骨の上で軽く保つことができるようになります。低反発のクッションは、いつもの身体の癖のままの状態でに身体を包み込んでしまうので、姿勢の構造的な問題を解決することは難しいといいます。本品は、骨盤・肋骨などの重い骨を機能的な位置に保つことができるよう設計された“エスリーム構造”で、姿勢を保つ努力を最小限にして、座っている間の身体のストレスを軽減し、長時間の快適な座位活動の中で自らの動きを通して正しい運動を学習するようにサポートしてくれます。
【開発経緯】１９８４年より、作業療法士として障がいを持つ方の身体と向き合い続けてきた野村寿子（のむら ひさこ）氏は、２０００年より、年間３００件を超える採型（さいけい）を行ってきました（２０１４年９月現在／メーカー調べ）。一般的に呼吸をする、見る、聞く、触るなど、私たちの生活はすべて“動き”で成り立っており、静止することのない身体は常にバランスを取りながら生活しているといわれています。静止時の腰の負担を軽減し、運動時の重心移動もスムーズ。しかし、多くの“良い姿勢を作る”ことを目的に作られた商品は、普段の姿勢を正しい位置に固定しようとするため、長時間使っていると違和感が生じ、別の筋肉の緊張を引き起こしてしまうことも。
【人間の身体の自然な動き“バランスをとること”に着目】本品は、“良い姿勢でとどまることではなく、安心して機能的に動けることが重要”という考えのもと、設計されています。また腰から臀部にかかる圧の軽減も、身体的な負担を減らすことにつながります。
骨盤のみを支えたり、腰を押し出すだけの構造のものでは、身体全体のバランスを保つことができないため、時間の経過とともに姿勢は崩れてしまいがち。身体の骨がちょうど収まりやすい形状でできているため、“座るところ・動く方向・戻るところ・休むところ”が分かりやすいつくり。本品はまず重い骨盤を倒れすぎないように後ろと横から支え、さらに重い肋骨を支える設計なので、歪みにくく正しい脊柱のアライメント（椎骨の配列）を保ちやすくしてくれます。ＪＩＳ規格の繰返し圧縮試験の結果、８万回の繰返し履歴（５０％圧縮）で厚さ低下率約４％と、へたりにくくなっています。野村氏は解剖学・運動学に基づき、骨の重み、関節の動き、骨の方向、筋肉の緊張と皮膚の温度、肋骨の動きと呼吸の深さなどを、丁寧に自分の手の感覚で調べながら、不調の原因を改善可能なものとして的確に捉え、採型を行っています。バランスを取ろうとする身体の機能に着目し、動きの中で目安となる情報を備え、正しい座姿勢に自然と導いてくれます。
人の身体を採型して作った三次元立体構造システム“エスリーム技術”によるアイテムです。作業療法士がリハビリテーション技術をもとに製作したクッション。１０代から９０代くらいと、幅広い年代の方にお使いいただいています。帝京大学山村先生との共同研究により、身体的な緊張の少ない機能的な姿勢は、長時間座って行う学習時のストレスの軽減にもつながることが示唆されています。上記の姿勢保持の仕組みにより、不安定な身体を保つための無意識に身体を固定する習慣から解放されるので、力を入れすぎずに日常生活が行えるようになります。本品に座ることで、使用する方自身が快適で作業などがしやすい機能的な位置を見つけ出し、正しい運動を繰り返しながら身体に負担の少ない姿勢と運動、自分にちょうどよいバランスを自然と身に着けられるよう、サポートしてくれます。
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